ストリートチルドレンを学校へ!
パガサ(Pag-Asa)とは「希望」明日への希望を子供たちへ!!
1989年創立以来、
フィリピンのストリートチルドレンや貧しい家庭の子どもたちの支援をしている民間援助団体です。

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1989年 -2022年
支援総数
29,280 人
小学生
25,551人
中高校生
3,519人
大学生

208人

卒業生
2人

支援総額
170,368,821円

1人/年間費用

通学に必要な経費
(制服・かばん・文具など)

小学生
約 6,000円
高校生
約 7,000円

奨学金
職業訓練校生
約 60,000円
大学生
約 40,000円
 日比パガサの会の活動終了にあたり一言御礼申し上げます。

 1989年10月の日比パガサの会の創立以来、皆様からお寄せ頂きました多様なご支援によって、私共が長きにわたり、フィリピンの恵まれない子どもたちへの教育援助を続けて来られましたことを心より感謝申し上げます。

 当時、マニラの町にあふれていた物売り、車の窓拭き、物乞いをしていたストリートチルドレンの姿、少しでも家計を助けよう、何かお金に換えられるものを見つけよう、と危険いっぱいのゴミの山を漁っていた子どもたちの姿に胸を痛めていた私たちでした。マニラですでに1927年から、イエズス会のトリツツ神父によって「貧困の悪循環を断ち切るために貧しい子供たちに教育を!」の理念のもとに活動を続けていたエルダ教育財団の存在を知り、心から賛同し、マニラにゆかりのある在京の有志、在マニラの有志共々により、「パガサ」(希望・タガログ語)の会が設立されました。

 発足時、発起人のひとりでもあった産経新聞外信部の千野境子氏の紹介記事、同年の朝日新聞天声人語欄の故白井健作氏の紹介記事による全国からの反響は大きく3,000件以上の御寄付が寄せられました。在日フィリピン大使夫妻、ロータリークラブ、各地の教会、女子学院、各種婦人団体、フィリピンで戦って散った故人を偲ぶご寄付など、多岐にわたるご寄付、ご支援により、先ず、私たちの活動は、エルダ財団と連携しながら貧困地域の幼稚園、小学生の学費・通学必需品の支援から始まり.次第に中学(高校)支援、大学奨学金へと支援の輪を広げることが出来ました。「手に職を」と神父により設立されたエルダ職業訓練校への設備援助、奨学金の支援も可能となりました。又、街を彷徨う子どもたちを収容し、食を与え、教え、親、縁者のもとに返すための施設<トクラサンセンター>の必要品の援助もできました。

 ご寄付に加え、一層の支援資金調達のため、アジア婦人友好会バザーや教会バザーではフィリピンの手工芸品を披露、販売させていただきました。10回に及んだチャリテイーコンサートでは 館野泉氏、平井丈一郎氏はじめ、駐日アマコスト米大使夫人とフィリピン・ピアニスト4人の2台のピアノ演奏など、内外の多彩な音楽家の方々のご協力を受けることも出来ました。

 その他、日比パガサの会の大事な活動は、毎年2月、パガサの委員数人がマニラを訪れ、支援生に会い、親たちにも会い、エルダ財団を訪問して実情・問題点を把握しその後につなげることでした。 学ぶ喜びに顔を輝かせる子供たち、パガサ支援で学業を続け大学で頑張っている学生、卒業して立派に社会人に巣立った支援生に会うことは支援の実りを実感させられる時でした。

 活動を支えてきた委員は現在マニラ・東京合わせて16人。発足以来の委員も約半数という顔ぶれです。各々それぞれ自分の出来るところで努めてまいりました。マニラ訪問記、活動報告、会計報告は17年間、年一回、日本語版、英語版の会報の形で、支援して下さる皆様にお送りしておりましたが、2007年からはホームページでのご報告となり現在に至っております。

 これまでいただいた皆様からのご支援は総額170,368,821円、これまで幼稚園から大学までの支援件数は29,280人に上ります。

 「教育支援は継続が大切」と考え、2002年から皆様から頂く尊いご寄付を暫時、基金に移行、マニラで堅実な投資をして、その利金による支援に切り替えました。小学生支援のA基金、高校生支援のB基金、大学生奨学金のためのC基金、職業訓練生支援のD基金、アジア婦人友好会基金、その他各団体の指定寄付支援5件で現在まで活動を担っております。

 2012年9月末日にて、皆さまからのご寄付受付を終了し、以後は日比パガサの会の終了年の2024年まで基金による支援の継続が可能になりましたので、2013年10月、設立25年周年にあたり、会の代表は、角谷允子から東島雅子に交代いたしました。

 日比パガサの会の活動が認められ、与えられました賞は以下の通りです。

 1993年12月  ラモス比国大統領賞 受賞

 1997年11月  ソロプテイミスト日本財団より女性ボランティア賞 受賞

 2000年 9月   フィリピン・ジャパン婦人協会賞 受賞

 皆様と共にあっての受賞でございます。感謝と共にご報告申し上げます。

 振り返ると遥々来た道でございますが、皆さまのご支援あってこその活動でございました。

 委員共々、深く、深く御礼申し上げる次第でございます。

 皆さまの御健康をお祈り申し上げ、一層の御活躍を願っております。


 2024年3月吉日

感謝と共に、 角谷允子 

 問い合わせ先 : office@pagasanokai.org


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